新潟県内で唯一の外国人学校、新潟朝鮮初中級学校(新潟市東区)が4月から休校状態になる。中級部に在籍していた生徒1人が今春卒業し、児童生徒がゼロになったため。ただ、県に児童生徒の募集停止届は出さず、希望者がいれば途中からでも入学できるようにする。
新潟朝鮮初中級学校は父母らの寄付金によって1968年に開校。ことしで50年の節目を迎える。小学1年から中学3年に当たる在日朝鮮人の子どもたちに母国語や文化を教えてきた。
70年代のピーク時には約150人が学んでいたが、少子化や、授業料などの経済的負担の重さから年々減少。日朝関係の悪化の影響もあるとみられ、朝鮮、韓国籍を持っていても日本の学校に通う子どもが増えている。近年、児童生徒数は10人未満で、昨年4月から1人になった。
校内行事もできないため、今春卒業した生徒は昨年4月から同校に籍を置いたまま主に茨城県の朝鮮学校で授業を受けていた。
新潟朝鮮初中級学校の金鐘海校長は「同胞たちの思いが詰まった学校。休校という形は取らずにいつでも門戸を開いている状態にしておきたい」と強調。
同校は現在、日本の学校に通う在日朝鮮人の子どもたちを対象に、朝鮮語や朝鮮の遊びなどを教える児童教室を開催しており、「今後も子どもたちに言語、文化を伝える役割を担っていきたい」と話している。
【社会】 2018/03/30 08:31
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180330383635.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報